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教習ビンビン物語 第九話 僕はあなたに逢うために。。。
まっっったく予約が取れないので、仕方なくキャンセル待ちをすることにした僕 時間は3時。まぁすぐ回ってくるだろうと高をくくっていたのですが、乗車できたのはその2時間後
気分は言わずもがな、イライライライラ・・・  こんな事なら朝一で来れば良かったと後悔しつつ、ふと配車券を見ると、そこには見慣れない名前が
今日のインストラクターは女性か。。。
今までの僕ならここで浮き浮きしちゃうのだが、もう違う なぜならば、このパターンで成功した事がないからだ 大抵の教官はツンデレ、当たりくじを引いてもその人に見とれて墓穴を掘ってしまったり 
なので少しも浮かれることなく、冷静にその時を待った。
さて、一応2番も済ませ、教官の待つ車のもとへ。 するとどうだろう なんとまぁ美人なこと  肩の少し上まで伸びた髪。すっと伸びた鼻筋。少し大きめのハーフパンツ。苦味のない、だけど甘すぎない締まった顔つき。そこに光る白い歯と笑顔。
ここの女性教官は一通り担当になったと思っていたのだが、どうやら他にもいらしたようである
乗車すると彼女は
「こんばんは! 1時間よろしくね!」 といきなりのジャブ
僕はその一撃で簡単にノックダウンしてしまった
それからの時間は一言で表すならば蜜月 会話は弾み、空気も華やかになる そして、笑顔の僕に安心したのか彼女の方から話しかけたりもしてきた
「私ね、昔750CCの大型二輪に乗ってたんだけど、買ったばかりってやっぱ緊張するじゃん? だからゆっくり走ってたらピザ−ラに抜かれちゃったんだよね。ダセー、みたいな(笑)」
なんとつまらない話。しかし、くだけた口調と明るい調子、更には満面の笑みを見せられたらば、そんな事は関係ない。
「いや、まぁ事故っちゃうよりはマシですし それに初めては誰でも緊張しちゃいますよ  」
と言い返すのはもはや必然であった。 そして、この瞬間にある種の浮遊感を僕は味わった。空気に呑まれるとでも言うのだろうか、とにかくこの時間をもっと過ごしたい と心から思った。 でも調子に乗ってはいけない。それはいつかのマドンナ教官の時に学んだ事。 決して、決して。と必死に念じていた。
のだが。
彼女が 「竹中く、竹中さん。」 と言い間違えた。
その直後である。心の中の僕がすっとGOサインを出し、車内は真っ黒いイマジネーションに包まれた。
楽しい時間はあっという間である。はっと我に返ると、すでに所内。
2人の時間を胸にしまい、僕はRADWIMPSの「いいんですか?」を口ずさみながら帰路についた。
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