劉備 the blog
モブスタイルの看板娘、歌人玄徳が惜しげもなく日記を披露!穏やかな昼下がり、甘めのコーヒーと一緒に劉備のブログはいかか?

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教習ビンビン物語 第九話 僕はあなたに逢うために。。。


まっっったく予約が取れないので、仕方なくキャンセル待ちをすることにした僕
時間は3時。まぁすぐ回ってくるだろうと高をくくっていたのですが、乗車できたのはその2時間後

気分は言わずもがな、イライライライラ・・・
こんな事なら朝一で来れば良かったと後悔しつつ、ふと配車券を見ると、そこには見慣れない名前が

今日のインストラクターは女性か。。。

今までの僕ならここで浮き浮きしちゃうのだが、もう違う
なぜならば、このパターンで成功した事がないからだ
大抵の教官はツンデレ、当たりくじを引いてもその人に見とれて墓穴を掘ってしまったり

なので少しも浮かれることなく、冷静にその時を待った。


さて、一応2番も済ませ、教官の待つ車のもとへ。
するとどうだろう
なんとまぁ美人なこと
肩の少し上まで伸びた髪。すっと伸びた鼻筋。少し大きめのハーフパンツ。苦味のない、だけど甘すぎない締まった顔つき。そこに光る白い歯と笑顔。

ここの女性教官は一通り担当になったと思っていたのだが、どうやら他にもいらしたようである

乗車すると彼女は

「こんばんは! 1時間よろしくね!」 といきなりのジャブ

僕はその一撃で簡単にノックダウンしてしまった


それからの時間は一言で表すならば蜜月
会話は弾み、空気も華やかになる 
そして、笑顔の僕に安心したのか彼女の方から話しかけたりもしてきた

「私ね、昔750CCの大型二輪に乗ってたんだけど、買ったばかりってやっぱ緊張するじゃん? だからゆっくり走ってたらピザ−ラに抜かれちゃったんだよね。ダセー、みたいな(笑)」

なんとつまらない話。しかし、くだけた口調と明るい調子、更には満面の笑みを見せられたらば、そんな事は関係ない。

「いや、まぁ事故っちゃうよりはマシですし それに初めては誰でも緊張しちゃいますよ

と言い返すのはもはや必然であった。
そして、この瞬間にある種の浮遊感を僕は味わった。空気に呑まれるとでも言うのだろうか、とにかくこの時間をもっと過ごしたい と心から思った。
でも調子に乗ってはいけない。それはいつかのマドンナ教官の時に学んだ事。
決して、決して。と必死に念じていた。



のだが。


彼女が
「竹中く、竹中さん。」  と言い間違えた。

その直後である。心の中の僕がすっとGOサインを出し、車内は真っ黒いイマジネーションに包まれた。




楽しい時間はあっという間である。はっと我に返ると、すでに所内。

2人の時間を胸にしまい、僕はRADWIMPSの「いいんですか?」を口ずさみながら帰路についた。


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